島本の家
玄関戸を引くと木の香りがします。「島本の家」は木が主役の家になりました。
山に行き伐採するところから始まり、山守りさん、製材加工のみなさんまで、顔の見える家づくりができました。大工松本さんは日本の伝統工法による継手を刻んでくださり、金物に頼らない力強い建物になりました。
外部の屋根や外壁は、耐久性の長いガルバリウム鋼板を採用し、室内環境については、木材や土佐和紙など、自然素材を中心にした構成で身体に優しい計画をすることが出来ました。温熱環境においても、太陽高度による庇計画をはじめ、サッシや断熱材を計画し、家族の要望である床下暖房を設置しました。
両親と僕たち家族が一緒に住みます。この家に引っ越して来て、家族の様子が明るくなりみんながよく笑うようになりました。こどものお友達がよく遊びにくるようになりました。おとなは話をよくする様になっています。
大工さんをはじめ、多くの職方さん、山守さん、庭屋さん、土地測量士さん、相続の相談や保険など、多くのことについて、専門家のお力をお借りしました。ありがとうございます。
これから家族でこの家に住み続けたい。と心から思っています。
建築概要
建築所在地:大阪府三島郡島本町
建物用途:個人住宅
家族構成:親夫婦+夫婦+子供2人 合計6人
構造規模:木造2階建て
建築面積:74㎡
延床面積:114㎡+21㎡(ロフト)