ヒカリの筒 ガラスの階段
ガラスの階段:見上げ
新大阪駅から車で10分くらいのところに位置する都市型住宅です。
間口が2間(間口3.3mx奥行11.0m)長屋住宅の建替えで、
二世帯住宅・車庫付き・たくさんの収納を要望されました。
狭小住宅では、1階までいかに光を取り入れるかが大きな課題です。
建築的な解決方法の一つとして、階段室を「ヒカリの筒」と見立てる提案をしました。
階段の天井に大きなトップライトを設け光が燦々と降りそそぎ、
壁を真っ白にして拡散させ、ストリップ階段の踏板を強化ガラス(飛散防止対策をしている)
にすることで、「ヒカリの筒」をつくりました。
結果、1階のお母さんの部屋も電気をつけなくても不自由しません。
「ヒカリの筒」は、1階と3階の窓を開けることで、「風の通り道」になりました。

狭小住宅では、断面計画がとても重要。

ヒカリの筒トップライト

ガラス階段

外観:二間間口の長屋住宅を切り離した
居間
家族で塗った壁に記念の手形
室外機を格納
写真:グロウデザイン/一級建築士事務所
建築概要
建築所在地:大阪府大阪市
建物用途:個人住宅(二世帯住宅)
家族構成:お母さん+ご夫婦+子供さん2人
構造規模:鉄骨造3階建て
敷地面積:46㎡
建築面積:36㎡
延床面積:101㎡
ブログにも掲載
1 ヒカリの筒 ガラスの階段
2 長屋住宅の建替えを計画
3 断面計画から考える