2012年09月18日

考え方

住宅への思い


住まい手が安全で幸せに暮らせる事、家族が生活を優しく育める事が
理想の住宅だと考えます。
また建築とは、特定の場所にあり風土・条件などの固有の潜在力もあります。
多くのことに配慮し、お施主様と一つ一つ丁寧に造り上げ、
竣工した時に愛着を持ってもらえること。
実際に住んでみて、工夫を重ねて使い込んでもらえること。
これが、施主・設計者・工事者、どの立場においても一番の喜びではないでしょうか?
grow designは、この喜びを目指しています。
growとは、芽生える。育つ。成長する。の意味があります。



「珠光紹鴎時代之書」茶書より
「座敷の様子、異風になく、結構になく、さすがに手際よく、目にたたぬよし」
異風になく    … ことさら人目を惹くような風変わりな表現を避ける
結構になく    … 立派に見せない(倫理性)
さすがに手際よく … 洗練された
目にたたぬよし  … 他と競い合うことなく控えめであるように

美しく、そつなく、整然と・・・
前からそこにいたような、居心地のいい空間を目指します。